1999年5月31日(月) 9時4分 HPに無断で市販ソフト/著作権法違反容疑東京の少年宅を捜索/宮城県警(河北新報) コンピューターのマニアが市販のソフトウエアを無断で複製しインターネットのホーム ページに載せるなどしてソフトメーカーの著作権を侵害したとして、宮城県警生活保安課 と情報管理課、仙台南署は30日、著作権法違反(公衆送信権の侵害)の疑いで、東京都 の少年宅と千葉県の男性会社員宅を家宅捜索し、パソコンやソフトウエアなどを押収、分 析を急いでいる。 平成10年1月に施行された改正著作権法は、無断で著作物をインターネットで不特定 多数の者に送信可能な状態にする行為を違反とした。インターネットを舞台にした違法な 複製が世界的な問題になる中、同容疑での摘発は全国で2例目、東北では初めて。 調べでは、東京都のコンピューターマニアの少年は大手ソフトメーカーが著作権を持つ プログラム作成用ソフトを無断でインターネット上のホームページに掲載するなどし、不 特定多数の利用者が無料でソフトをコピーできるようにした疑いが持たれている。 コンピュータソフトウェア著作権協会(東京都)によると、市販ソフトを著作権者の承 諾を得ずホームページに掲載、ソフトを提供し合うマニアは「ウエアーズ」などと呼ばれている。 [河北新報 1999年05月31日] |